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プロスポーツがハックされる!?「パパパパッカソン」突撃レポート

皆さんは、「ハッカソン」という言葉をご存知でしょうか?

数年前からIT業界を中心に流行しているこのイベントは、「Hack(ハック)」と「Marathon(マラソン)」を合わせた造語で、特定の開発テーマに沿って、プログラマー、エンジニアやデザイナーなどが集い、アプリやサービスを短期間で開発するイベントのことを言います。

家電メーカーが新商品を開発する場合、通信産業企業が新サービスを開発する場合、あるいはメディア企業が新しいイベントを行なう場合など、その開催方法は多岐にわたりますが、どちらかというと、IT系の要素が非常に強いイベントです。

ところが、最近では、ニコニコ学会βの分科会で運動会をテーマにしたハッカソンが開催されたり、超人スポーツ協会が設立されたりするなど、スポーツ界でもテクノロジー×スポーツの融合が見られるようになってきました。

そんな中、プロスポーツ界にもその波が押し寄せ、先日5月16日、17日にパ・リーグ6球団が共同出資する事業者のパシフィックリーグマーケティング社によって、プロスポーツ界初のハッカソンイベント「パッカソン」が開催されたので、私もちょっとお邪魔してきました。
http://packathon.jp/

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お台場のパッカソン会場

イベントが開催されたお台場の会場は約40人ほどの参加者で熱気を帯びていました。参加者達が様々な野球グッズを手に取りながら、ホワイトボードにアイディアの種を書き出し、そのアイディアに賛同する人たちが各チームを結成、2日間に渡りサービス化に向けてアイディアを掘り下げていき、最後にチーム毎にプレゼンで発表し合う、という形式です。

シーズンの成績を予想して楽しめるポイントゲームや、バットを振ってポイントを貯めるとビール掛けを楽しめるシートなど、様々なアイディアが提案されました。

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アイデアを議論しサービスを開発する参加者

なにしろプロスポーツ界初、ということで、その日のNHKサンデースポーツなど、メディアからの注目度も高く、多くの記者さんが主催者を取材されていました。

<パ・リ-グ 新サービス開発目指しハッカソン開催 (NHK NEWS WEB)>

とにかくこのイベントの面白いところは、野球、もしくは、スポーツに興味のない人でも自分のアイディアをぶつけ合い、それが面白ければ実際のサービスとして採用される、という点です。

スポーツのファンを拡大するには、スポーツ好きではない人の気持ちになって、こういうサービスがあると楽しめるのになあ、と物事を考えることが大切で、それはスポーツ好きの人たちからは、もしかすると生まれにくいことなのかもしれません。

「スポーツのファンを増やすために、スポーツが好きでない人からヒントを得る」このスタンスが、新しいスポーツのファンを獲得するのに重要な要素だと感じました。近い将来、このパッカソンから新しいサービスが生まれ、この取組みが他の競技にも派生していくことを楽しみにしています。