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Jリーグタイトルパートナー明治安田生命の挑戦(前編)

文:岡田真理 構成:SPOZIUM編集部

明治安田生命保険相互会社は、2015年からの4シーズンにおいて、Jリーグと「タイトルパートナー契約」を結ぶことを昨年末に発表した。このスポンサーカテゴリーは2015年度より新設されたもので、非常に画期的な取り組みとして注目を集めている。今回は、同社の営業企画部に所属する西山英之氏に、タイトルパートナーとしての取り組みにかける思いや締結に至るまでの経緯を伺った。

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明治安田生命保険相互会社 営業企画部営業企画グループ 西山英之氏

Q1.明治安田生命のこれまでのスポーツにおける取り組みや実績を教えてください。

当社のスポーツにおける取り組みとしてまず挙げられるのが、社内の運動部です。特に、今年も都市対抗野球で本大会に出場した硬式野球部や、ロンドンオリンピックに出場した選手も所属しているボート部が知られています。

また、「地域社会の活性化」や「子供の健全育成への貢献」は、非常に大切なことだと考えています。そのため、当社はこれまでもCSRの領域でスポーツに接していこうという姿勢を常に持っていました。

Q2.今回のJリーグタイトルパートナー契約に至るまでの経緯を教えてください。

本業を通じて存在感を示すことも大事なことですが、より多くの人に親しみを持っていただくためには、ほかのコンテンツとタイアップしてブランド力を高めていくことも必要なのではないかと考えるようになりました。

そのような考えのもと、いいパートナーと巡り合えるチャンスを探していたのですが、様々な意見が飛び交う中で、最終的に「Jリーグ」という案が浮上しました。

最大の決め手は、全国各地で各クラブチームが地域に根差した活動を展開していることです。各地域で対面によるアフターフォローをお客さまに提供したいというのが当社の理念ですが、地域密着を理念としているJリーグであれば、相通じる部分があると考えたのです。

Q3.今回、非常に印象的なテレビCMも作られましたが、それに対する思いを聞かせてください。

せっかくJリーグをサポートすることになったのですから、広く多くの方にわかりやすく訴えられるものを作りたいと思いました。そうでないと、当社がJリーグを応援していることが伝わりにくいのではないかと。そのために効果的なのはテレビでの露出だと考えました。

これまでは、ミュージシャンの小田和正さんの曲に合わせてみなさんの幸せな瞬間をご紹介する「マイパピネスフォトコンテスト」のテレビCMを放映し、安心感やソフトなイメージを訴求してきましたが、今回はJリーグの持つダイナミズムやスピード感を伝えたいと考え、選手のプレーシーンもふんだんに盛り込みました。

CMでは「応援って、最高だ」というキャッチフレーズを使用し、生命保険を通じてお客さまに寄り添っていく当社の存在も伝えています。ご覧いただいたお客さまからも「応援する素晴らしさや熱量が伝わってくる」という熱いメッセージをいただきました。素晴らしいCMができたと思います。

明治安田生命Jリーグ「2015シーズン」篇

Q4.タイトルパートナーのほかに各クラブチームの協賛もされていますが、そこにはどんな狙いがありますか。

当社ではJリーグのタイトルパートナーになる以前から、トップパートナー、そしてJ3リーグのタイトルパートナーとしての関わりがありました。当初は手探りの部分も多かったのですが、Jリーグとよい関係を構築していくことで、全国にその勢いを波及できると考えていました。

しかし、実際にはJリーグはJリーグの理念や構想があり、クラブチームはそれぞれの地域で独自の活動を行なっている。サポーターのみなさまも、我が町のクラブチームを応援する想いが強く、その想いにも共感できないと全国的な取り組みはできないということに気づきました。

そこで、タイトルパートナーになったことをきっかけに、すべてのクラブチームをサポートさせていただき、全国にある当社の各支社が最寄りのクラブチームを応援していくことで、各クラブの地域の特色を活かした取り組みをともに行うこととしました。そのほうが、Jリーグやクラブチームのお役に立てると思ったのです。

文:岡田真理 構成:SPOZIUM編集部